新築をした時の保証は?
2020年6月29日
住宅を新築すると、建築会社は品確法、瑕疵担保履行法に元づき瑕疵担保責任保険を物件ごとかけるようになります。
保険期間は、引渡しから10年間です。
保険の対象となる基本構造部分は画像の通りです。
保険対象の事故がどの程度起きているのか気になり調べてみたところ、国土交通省から
「住宅瑕疵担保履行制度の現状」という資料が公開されていました。
▼国土交通省HP引用
https://www.mlit.go.jp/common/001242825.pdf
▼コロナ住宅アフターサービスについてのページ
http://www.corona-giken.co.jp/corona/afterservice
内容を確認すると、2009年10月1日から2018年3月31日までの約9年間で、4,496件の保険事故が起きていることがわかりました。
年間500件近くも起きており、その内容を見てみると、
90%以上が雨水の侵入を防止する部分で起きていることに驚きます。
原因については、特に触れられていないため、詳しくはわからないのですが、それだけ雨水対策の難しさを感じます。
また、最近の設計では軒の出を全く出さない設計を多く見かけますが軒の出がある設計に比べ、軒の出がない設計の場合、圧倒的に雨水の侵入による事故が多く発生しています。
軒の出がない設計がいけないわけではなく、どのような対策がされているのかが重要です。
雨水対策も建築会社を選択するための重要な部分ではないでしょうか。
また、軒の出がない設計とある設計では、省エネルギー性にも大きく差がでます。
▼コロナ住宅の陽ざしの調整と風通しについてのページ
http://www.corona-giken.co.jp/corona/performance/sunlight
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