気密性について
2021年4月12日
気密性というのは、家の隙間が多いのか少ないのかということです。気密性は断熱性と同じぐらい大切な事なのです。一般の方は殆ど知らない方が多いのが現状で、理解されていないのです。
例えれば、
みなさん、飲み物をストローで飲んだことありますよね?普段ストローで飲み物を飲んだら、意識もせずに飲めますよね?
もし、ストローに穴が開いていたらどうですか?
なんか飲めないような気がしますよね?穴が開いていたら飲めないです。なんで飲めないのかというと、吸っても近くの穴から空気を吸うだけで、吸う力が飲み物まで届かないので、飲めないという事です。
これと同じことが住宅でもおきます。
換気扇をいくら回しても、離れた所まで吸う力が届かないので、空気が全く引っ張れないです。空間が淀み、冷暖房した空気を隅々まで届けることが全くできないという事です。
その結果、隙間から冷たい空気を引っ張るだけで、せっかく暖房しても寒い。
エアコン暖房の場合、気密性が低いというのは致命的です。
そもそも、ファンヒーターと違って、吹き出す風の温度が低いのでまったく暖まりません。
この隙間ですが、出来上がった住宅で測る事ができます。測定すると、C値という気密性を表す数値が出ます。
出来上がった住宅で測るものなので、建築会社の成績表みたいのものです。
その会社の技術力なので、携わっていただいている一人一人の意識が高いからこそ、初めて高めることができるものです。これから、家づくりを考えている方は、建築会社にC値を聞いてみてください。
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