井戸のお祓い

建物解体、井戸解体のお祓いがありました。

お祓いを行うための祭壇です。

米・塩・御神酒だけでなく、野菜や果物も供えしてもらいました。

今回お祓いする井戸はこの後ろにあります。

縄が張られているところが井戸です。

実際のお祓いの様子です。生島足島神社様にお願いしました。

なぜ井戸のお祓いが必要なのか。

簡単にまとめますと、

水の神様・龍神様がいるためお祓いせずに埋めるのは罰当たりである

命の源である水を与えてくれた井戸に感謝するため

こういった理由があるそうです。

実際に罰が当たるかどうか…わかりませんが、今までの感謝の気持ちを伝える事は大切ですね。

現在使われていなくても、井戸を取り壊す際には水神上げを行う場合がほとんどです。宗派によって異なるとは思いますが、よく神社の神主さんに来て頂いています。

現場に携わる作業員だけでなく、その土地を買われる方にとっても安心できるものです。

最後にウメの枝とヨシの葉を井戸に入れまして水神上げが終了します。

ウメ(埋め)てヨシ(良し)という事らしいです。

 

お祓いの後は

井戸の水抜き ⇒ 井筒の撤去(GL-1m程度)⇒ 息抜き穴(塩ビパイプ)の差し込み ⇒ 埋戻し を行い、工事完了です。

お祓いの依頼費用(初穂料)は決まっていますが、埋戻し費用は井戸の大きさや埋め戻し用の材料により異なります。

 

迷信には生活の知恵がいっぱい

昔からの迷信には何らかの生活の知恵が含まれていることが多々あります。

例えば、家相の鬼門には水回りを設置すべきではない、という考えがありますが、これは陽の当たりづらい北北東にトイレや風呂の設置を避けることにより、脳卒中等に罹るリスクを回避することにもつながっています。

井戸の場合も、「息抜きが必要」として井戸の真上に新しい建物が建つことを防いでいることも考えられます。井戸は長期間水を使っている場所でしたので地盤沈下がしやすく、それを防ぐ意味で息抜きという行為を通して土地を乾燥させ、ひいては地盤の改良につなげたとも考えられます。先人の迷信、風習等を軽んじないことも大切なことですね。

もちろん、技術の進展や性能向上等で、生活スタイルも変わってきましたので、生活の知恵が変わってきた事も多々あります。

いつの時代も感謝の気持ちだけは忘れてはいけないと思いました。

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