外気通気工法について
2021年2月25日
様々な天候に耐えるため住宅には外壁がありますが、木造住宅の外壁の中には室内からの湿気が入り込んだ時や、断熱材に欠損があると内部結露が起こる可能性が高いといわれています。
それによって何が起きるかといいますと、結露によって壁内の木材が腐り建物の耐久性を低下させる恐れがあります。
そのようなことを改善することを目的とし、近年では外壁通気工法という工法が採用されています。
この工法を採用することで壁体内に湿気を溜めずに外へ逃がすことで壁体内の結露を防ぐことができます。
一般的な方法を簡易的に説明しますと、外壁の下と上に空気が通る層(通気層)を設け、透湿防水シートを以下の図のように張り、通気層を通じて湿気を外部へ放出していきます。
透湿防水シートの役割としては文字通り、水は通さず湿気を逃がすというものです。
近年では普段着としてアウトドアで着用する防水ジャケットを着られる方がいらっしゃいますがそのジャケットには表地、裏地の間に防水透湿素材としてGore-Texという素材が挟まっております。
おおざっぱに言いますと、防水ジャケットのGore-Texが住宅でいう透湿防水シートに該当します。
さらに透湿防水シートの上には、通気用の胴縁を施工することによって、外壁と透湿防水シートの間に通気層を設けることができます。(胴縁とは下地材の名称で幅約45~30㎜、厚み約12~18㎜の木材のことを指します。)
コロナ住宅においても、この工法を採用し、お客様の家づくりをしております。
現在進んでいるお家の施工のご様子は、弊社のホームページにてご覧いただくことができますので、実際に外気通気工法のご様子がご覧いただけます。
併せまして弊社のホームページにも性能についてのご説明がありますので、是非ご覧ください。
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