この時期に多い台風被害
住宅の設計時には、耐震はもちろん実は、風に対しても設計しています。
ほとんど同じ設計方法なので、耐震性能がしっかりしていれば、風で倒れるようなことはありません。
住宅で、多い台風の被害は、テレビのニュース映像でよく見かけますが、瓦が飛ぶ被害。
本来、風に対しては瓦の重さが建物を抑え込む効果がはたらくはずなんです。
しかし、昔の瓦はひっかけているだけのものが多いので、瓦の隙間から風が入って瓦を飛ばしてしまいます。
現在の瓦は、建築基準法等で、しっかり止付ける方法が示されています。
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建築基準法施工令 第39条 屋根ふき材等の緊結
屋根ふき材、内装材、外装材、帳壁その他これらに類する建築物の部分及び広告塔、装飾塔その他建築物の屋外に取り付けるものは、風圧並びに地震その他の震動及び衝撃によつて脱落しないようにしなければならない。
具体的な構造方法は、
平成12年建設省告示1348号に定められています。
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さらに、大きな被害となると、屋根ごと飛ばされてしまうケース。
何となく、軒の出を風が巻き上げて屋根ごと飛ばしているのかと想像していたんですが、調べてみると、台風時に窓ガラスに何かがぶつかってガラスを割ることで、室内に入り込んだ風が屋根ごと飛ばしているということ。
なかなか、上田市にいると想像がつかないのですが。
対策としては、窓ガラスを割らないこと。
そのためには、雨戸を取付けて窓を守ることです。台風被害が多い地域では多く見かけます。
あまり上田市周辺では見かけないのですが、気象の変化に伴い上田市周辺でも雨戸の施工が当たり前の日が来るかもしれません。
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